2022年の年間を振り返ってみたいと思います。
投資関連の収益
何を対象に儲かったとか損したと言うかは微妙ですが、以下のようになりました。
支出を除いた総資産の変化 | 300万円の増加 |
支出 | 500万円 |
総資産の変化 | 200万円の減少 |
確定した投資の収益 | 779万円 |
確定した投資の収益の内訳は以下でした。(税引前)
税金調整の確度を上げるため、配当控除対象かどうかで項目を分けてます。
株/債券の譲渡所得 | 382万円 |
日本株式配当(配当控除対象) | 115万円 |
REIT分配(配当控除対象外) | 43万円 |
米国株・ETF・MMF配当(配当控除対象外) | 45万円 |
雑所得(為替差益) | 194万円 |
FIRE直後に作成した想定キャッシュフロー表では毎年300万円切り崩す想定でしたが、200万円ほどの切り崩しですんでます。相場変動を踏まえると誤差の範囲ですが、キャッシュフロー表で保守的に仮置きしていた部分(実現益、利回り収入の想定を100万円としていた)が、上記に記載のとおり想定より多かったのが原因のようです。
住宅ローン減税枠を残しているので、確定申告することにより税金の還付を受ける予定です。
(雑所得の為替差益が大きくなりすぎたので、住民税申告不要制度が使えなくなったのは誤算でした。確定益も大きくなったので、1口座分は申告せずに分離課税として税金を払うことにしています。私の場合は500~550万円くらいが税金を抑えるのにちょうどよい金額でした。)
マイクロ法人によるコスト削減効果もそれなりにあったのですが、具体的な金額を書くと叩かれそうなのでやめておきます。(コスト削減効果が気になる方は、過去に公開した以下の記事中のリンク先等を参照し、ご自身の分を算出してみてください。)
資産状況(B/S)については、2022年12月末の振り返り記事を参照ください。
総括
年初の想定からはいろいろと変化しましたが、相場の状況を踏まえると結果的にはうまく対応できたほうだと思います。
(米株に大きくチャレンジする予定を見送った。慎重な性格が幸いした面も大きい)
FIREしたことで時間ができたので、投資関連に時間をかけることができ、外国株・債券投資等の知識をかなり得ることができました。
年初はキャッシュポジション50%程度と高かったのですが、年を通じてそれなりの割合を投資に回すことができましたた。(米ドルMMFで保有している分を現金扱いと評価しているのでまだ高めですが。)
- ドル建て社債へそれなりに投資できました。ドル建てですが10年間5%超の利回りを確定できたのはよかった(はず)。
- 3月等の急落タイミングでそれなりに拾えました。
- 割高だった銘柄を利益確定できました。特に含み益が2百万円程度あったシマノを税金を払ってでも3万円台で売ったのはよかった。(今は2.1万円程度)
- 米株への投資を最小限に抑え、少ない被害ですんだ。
今振り返ってみればセンスないトレードも多数ありましたが、勉強代と思っておきます。後講釈な部分もありますが。
- 国外の資産割合を増やすつもりだったのに、ドル転するのをなんとなく先延ばしにしてしまい、円安の動意づいてからようやくドル転した。
- AGGを買い始めるタイミングが早かった。今思えば完全に勉強不足だった。(ブログ開始前の1月にゼロクーポンの現物米国債を売ったのはよかった)
- 郵船、住友金属鉱山、鉄鋼株への投資姿勢(シクリカル系への手出し・撤退タイミングがイケてなかった)
- ウクライナ情勢への対応(上記にも関連しますが芙蓉総合リースは永久保有でよかったのに手放したのは失敗だった)
- 株価の低さを警戒して投資を躊躇することがあり、結果的に上昇して後悔したこと多数(特に、三井住友FG、三菱HCキャピタル、芙蓉総合リースあたり)
ブログで毎月振り返りを記録しましたが、自分が後で振り返るのに参考になりました。ブログ継続のモチベーションが向上しました。
FIRE生活について
退職後の1年間ということで、ゆっくりすることとマイクロ法人を軌道に乗せることを意識してましたが、ほぼ達成できたかと思っています。サラリーマン時代の理不尽なことから解放されて、やりたいことをやれるのが素晴らしいですね。もっと早くFIREすべきだったと思います。
今後どうしていくかについて、インフレリスクに対してお金が底をつかないように対策が必要という側面と、体力があるうちにお金を有効活用する(DIE WITH ZERO精神)という側面があり、うまくバランスをとっていくことを強く意識しないといけないと感じてます。
2023年は子どもの中学受験サポートがメインになりそうです。中学生になると手がかからなくなる(=相手してくれなくなる)と思うので、今年までは子育てに力を入れたいと思います。
今後の投資方針検討
リスクを大きくとって投資するフェーズではないので、税金の最適化を意識しながら安定させつつ収益を得るような運用を目指したいと思います。
- 住宅ローン減税枠を活かしながら含み益を確定しつつ、毎年の配当等の税金も取り戻すようにする。
- 住宅ローン減税枠がなくなる数年後から個人側での節税が困難になりそうなので、法人側での投資を本格化していく。
- 相場予想は難しいので何となく想定しておく程度ですが、米株↓、米債券↑(利回りは↓)以外はレンジ横ばいを想定しています。為替もドル円120円を切るまではいかなそう、と考えています。
- 将来的に米株割合を増やしたいので、QTの状況を踏まえて年末にはETF打診買いを始める感じになりそうです。
- 2024年からの新NISAへの付き合い方を検討する。(NISAは損益通算できないので好きではないのですが、長期でトータルで考えると節税効果は大きいはずなので、うまくつきあう方法を考えたいです)
難しい相場が続くと思うので、時間をかけすぎず、リスクを取りすぎずにうまくやっていこうと思います。
さんしぐのプロフィール
さんしぐ です。40代でのFIREを2022年1月に達成。FIRE関連の情報等を発信したいと思います。2級FP技能士、IT技術者、INTP。