「全体総括・所感」からの分割記事です。
申告が完了したら、続けて法人税を納付します。納付までを2ヶ月以内に実施する必要があります。
申告書作成 (申告ソフト比較など)の記事は以下です。
金融機関窓口で納付する方法
従来の方法です。以下のfreee申告の記事が参考になります。
申告書を郵送または窓口で提出した方、電子申告したが電子納付が面倒と感じる方、電子申告したが窓口まで行く手間の方が少ないと判断される方はこちらでよいと思います。
freee申告の営業の方から説明を受けた時に納付方法を質問したのですが、電子納付の方法は提案されずに、納付書を使った納付方法を説明いただきました。
注意点として、国税の方はfreee申告で出力した納付書をそのまま利用できないそうなので、指定用紙(税務署から送付されてくる納付書)に転記する必要があります。
私は電子申告しており、金融機関窓口に行くのが面倒と感じたため、以下の電子納付で対応しました。
電子納付する方法
法人住民税
私は、法人住民税の均等割を電子納付しました。
eLTAXの以下の手順(インターネットバンキングで納税する)の部分を参考にしました。
「PCdeskの「インターネットバンキングで支払う」ボタンから納付する方法」であれば、「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」「納付区分」などの情報をあらためて入力する必要がなく、簡単に納付できました。
23区以外の方は、都道府県税と市町村税の2回操作が必要になると思います。設立初年度は12ヶ月に満たないと思いますが、月割(11/12とか)で算出した税額の納付になると思います。
この手順の「申告連動する場合」で操作しました。私はPCdesk(WEB版)のほうで実施しました。以下がスムーズにいかなくなる可能性があるポイントですが、すぐに解消できると思います。(私の環境依存の可能性もあり、人によっては発生しないかもしれません)
- 金融機関選択画面への遷移でポップアップブロックされるので、許可が必要。(初回だけかも)
- また、金融機関選択画面から実際の金融機関Webサイトへの遷移でもポップアップブロックされるので、許可が必要。(初回だけかも)
詳細な操作手順は、上記マニュアルコーナーの「8.3 納付情報を確認し、納付を行う」を参照しました。
納付送信完了画面で、後ほど送付されるメッセージを確認ください、というメッセージが表示されます。(マニュアル抜粋した以下のような画面です)
手順に従ってメッセージを確認します。納付を完了したエビデンスになるので、PDF等で保存しておくとよいと思います。(後で自治体から紙で納付完了連絡等は来ませんでした。)
法人税
私は赤字決算のため、法人税の納付はありませんでした。
黒字決算で法人税を納付する方で電子納付する方は以下が参考になると思います。(実践していません。情報の紹介のみです。)
記帳について
納付が完了したら、忘れずに記帳する必要があります。freee申告を使った場合、期末の日付で未決済の未払法人税等の仕訳ができていると思います。この仕訳を決済日の日付で決済済にします。最終的な仕訳は以下のような感じになります。
発生日 | 借方 | 貸方 | ||
期末日 | 法人税・住民税及び事業税 | 45,800 | 未払法人税等 | 45,800 |
納付日 | 未払法人税等 | 45,800 | 銀行A | 45,800 |
発生日 | 借方 | 貸方 | ||
期末日 | 法人税・住民税及び事業税 | 18,300 | 未払法人税等 | 18,300 |
納付日 | 未払法人税等 | 18,300 | 銀行A | 18,300 |
お疲れさまでした。無事に2ヶ月以内に完了できましたでしょうか?
残作業として、期限はありませんが翌期に向けて以下を実施します。
まとめ
以上、法人税の納付にあたり、私が実施した内容でした。電子納付は意外と楽でした。1回体験すれば次年度以降にも活用できるので個人的にはお勧めです。
記事内容と関係ありませんが、今回はアイキャッチ画像をAI画像生成で作成してみました。銀行のカウンターでお金を支払う、と指定したのですが、うまく出力されないものですね。
さんしぐのプロフィール
さんしぐ です。40代でのFIREを2022年1月に達成。FIRE関連の情報等を発信したいと思います。2級FP技能士、IT技術者、INTP。